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anamimamiko

山のような剪定枝の利用

更新日:2023年10月31日

自分では切るのが難しい高木の剪定を夏に知り合いの庭師さんにしていただき、その際かなりの剪定枝が出ました。

通常持ち帰って廃棄していただく流れかと思いますが…循環する庭を目指すために、今回は全て捨てずに利用する試みをしてみました。



ちなみに私は自分の庭で出たもの(刈り取った草や切り戻した宿根草、木の剪定枝などなど)は基本的に一切ゴミに出しません。マルチングなどに使います。


でも今回は高木2本の剪定、夏で葉もついていたため、かなり量が出ました(写真をとっていなかった…2平米✕高さ1mくらいかな)。



山のような粗朶を見て、正直…少し不安に…。



広い庭ならともかく、小さな庭でこれをすぐに廃棄しなくて大丈夫かな…



でも循環する庭の実験を進めるべく、突き進みました!!!



まず、枝先の細いものと、中〜太枝におおまかに分けます。



枝先の細いものは、数日間天日干しした後、手や剪定ばさみである程度細かくし、そのまま庭にまきます。(ワイルドだろ〜?)

簡単に切れて、細かくできる枝はこの時点でなくなるので、かなりボリュームが減ります。



中〜太枝のグループはかさばるので、ある程度の量で束にして麻紐などでしばっときます。狭い庭でも束ねることでスッキリ管理できます。こちらも、日や風に当てたりします。



ベタ置きせず、立て掛けて、風通しよくしておきます。(←結構大事。大地の再生の矢野さんが、道具や資材の置き方の大事さついて言及されてますが、本当に環境造作の基本のキ。)



束にしておくと、簡単に動かせるので扱いやすいです。一ヶ月くらいでバリバリになり、ボリュームもかなり減ります。


こうなれば、マルチングにしてもいいし、土中環境の資材としても使いやすいです。麻紐で束ねているので運び出すのも便利。



素焼き鉢の手前の葉っぱ付きが一束。枯れる前はボリューム倍以上あります。



こちらはマルチング剤とした、枝先の細枝と葉っぱ。当初は青々としてましたが数週間で枯葉状態に。



剪定枝で作った鉢の寄植え。このまま庭に還ることを目指します。



ということで、山のような剪定枝は二ヶ月たたない内に、ほぼなくなりました。



ちなみに今回は落葉樹の剪定枝でしたので、特にバリバリ化(ボリュームダウン)が早かったように感じます。常緑樹だともう少しかかるかもしれません。



山のような粗朶を見た時は正直なところ少しゲンナリしましたが、大した手間もなく、なくなっていきました。自然のものは何にも迷惑をかけず、恩恵だけ与えて、簡単に還っていくんですね。

難しくしてるのは、人間かも。



廃棄するには、廃棄するお金、運搬のエネルギー、燃やすときに使うエネルギー…

そんなに大回りしなくても、そんなに頑張らなくても近道があるんだなぁと実感できた試みでした。




●狭い庭で剪定枝を廃棄せず利用するコツ

・簡単に細かくできる部分はすぐにマルチング剤に

・余ったものは楽に保存する。束ねたり、容器に放り込む(鉛筆立てのように)のもおすすめ。

・土中環境の資材として使えば秒でなくなる。

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